こんばんは、Mirrorsです。
今日は、タイトルにもあるように北条氏政の汁かけ飯について書いていきます。
まず、この北条氏政というのは、戦国時代に関東地方を支配していた後北条氏の
4代目になります。初代の早雲、2代目の氏綱、3代目の氏康と名将・智将が続い
ていましたが、残念ながら4代目の氏政の時に豊臣秀吉により、滅亡させられてしま
いました。その為なのか、氏政については余り良い評価が無く、某戦国シュミレーショ
ンゲームなどにおいても、非常に平凡な設定になっていたりします。
そんな、彼の凡将のイメージを表しているのが、この汁かけ飯のエピソードになりま
す。
ある日、氏政は、父親の氏康とともに食事をしていました。
氏政は、ご飯に汁をかけたものの、汁の量が少なかったため、何度か汁を継ぎ足しまし
た。その様子を見ていた氏康は、毎日食べるご飯の量、汁の量くらい把握しておいて、
一発で適正な量をかけられるように調整しろよ~(呆)と嗜め、息子の力量に失望しつつ
氏政の時代で北条は終わるんだろうと嘆く…というお話。
要するに、適切な汁の量も一発で計れないような人間には、国の経営や家臣の統制、他
国との関わりなどの重要事項についての決断が出来るわけが無いということを暗に示す
エピソードであり、とどのつまり、小さな選択や決断すらまともに出来ない人間に、そ
れよりも大きい選択や決断は、絶対に出来ないということを伝えているのです。
大小様々な選択を迫られたり、決断することが求められる場面は、生きていれば必ず何
度か経験するものですが、その選択が大きく重要であればある程、決断を下すことに勇
気が必要となります。そして勇気を持って決断を出来るようになるには、毎日の生活の
中で、小さな選択と決断を積み重ねること以外に道はありません。
日々同じことをただただ惰性のように続けていると思考⇒選択⇒決断という本来必要と
なるサイクルが機能不全を起こしてしまいます。そうなってしまうと自ら考え、選び、
決断する機会を失うので、この先に待ち受ける小さな事柄でさえ、決断出来ずにチャン
スを逃してしまいます。
もちろん、小さなチャンスであれば、失っても影響は少ないかもしれませんが、人生を
変えるようなビックチャンスを逃すとなれば、笑ってもいられませんよね?
結局、決断できない人間を辛抱強く待ってくれる程、社会は甘くないんです。
この事実に気づかないと、いつまでたってもチャンスを逸し続けます。
私自身も、決断することは苦手ですが、意識することで改善出来ています。
是非、日々の生活の中でとにかく何でも構わないので決断の練習をしてみてはいかがで
しょうか?